ビットコインとは電子上に存在する仮想通貨です。
円やドルのように国が通貨を発行しているのではなく、コンピューターによる複雑な計算により生み出されており、国は管理せずに世界中の協力者と高度な技術がその仕組みを保っています。
では、私たち日本に暮らす人がビットコインを使いたいと思った時はどうすれば良いのかというと、日本にはいくつものビットコインの取引所が存在しており、その取引所を通じて円を使って取引をすることができます。
一度手に入れたビットコインをもしも他国に送りたい場合はその国の通貨に変更することなくビットコインのまま送金することができるメリットがあります。
通常ならば日本からドルを使う国へ送金する際はドルに両替する必要がありますが、ビットコインの場合はその必要はありません。
また、一般の銀行では信用調査などで送金に2日以上費やすことも珍しくありませんが、ビットコイン市場では最短10分、遅くても1時間後には送金が完了します。
両替の必要がないため、取り扱いの少ないマイナー通貨を使用している国への送金や支払いについては特に便利に使うことができます。
通貨取引はどのように行われるのか
では、実際にビットコインの取引をしたい場合はどのように扱われるのでしょうか。
日本で取引をする場合は、円での取引を扱っている日本の取引所を利用します。取引所は店舗ではなく全てオンラインでサイト上での取引になります。
多くの日本の取引所では現物手数料は0%となっています。
また、多くの取引所では信用取引も扱っていて、1倍、3倍、5倍、10倍、25倍と最大幅は企業によって差があります。
ビットコインの取引はサイト上で簡単に行うことができ、手数料もゼロまたはごく低い%なので手軽にできるのですが、ビットコインのマーケットは変動が激しい傾向があります。
2017年2月現在では1BTCあたり12万円前後ですが、24時間の間に5000円以上、一週間で1~2万円以上、値が変動することは珍しくありません。
ビットコインの取引というと最大の取引所であったMt.Gox(マウントゴックス)社の2014年の破たんのイメージで危険という印象を持つ人が多いかもしれませんが、飽くまでこれは取引所が倒産しただけで、ビットコインのマーケット自体は現在も健全性が保たれていて安全とされています。