取引所で売買する際に売値と買値の価格差が生じる理由とは

仮想通貨取引所(販売所)でビットコインを購入する場合には、売却希望価格(ask)のレートでお金を支払います。逆にビットコインを売却して現金が欲しいときには、買い手の購入希望価格(bid)のレートで計算して現金を得ることができます。取引所で、売り手の中で最も安い売値(ask)をBest Ask、買い手で最も高い買値(bid)をbest bidと呼び、両者の差はスプレッドと呼ばれています。
個人間で取引を行う場合であればスプレッドはゼロですが、手数料が有料の取引所であればスプレッドがゼロにはなりません。この理由は売値と買値の差が取引所の手数料収入となるからです。これは、街のチケットショップで取り扱われている商品券や新幹線の切符で、販売と買取で値段に差が付けられているのと全く同じことです。
取引を行う利用者にとってはスプレッド(手数料)が小さい方がお得です。
販売所を利用して少量のビットコインを購入または売却する場合には、販売所が定めた販売または買取価格が適用されます。販売所を利用すればいつでも少額のビットコインの購入・売却ができますが、手間がかかる分だけスプレッドが大きく(手数料が高く)設定されています。このため、多額のビットコインを売却・購入するのであれば、取引所を利用したほうがお得です。

売買するのに必要な手数料の比較

日本国内にある仮想通貨取引所では現物取引の際に0%~0.5%程度の手数料が徴収されています。中には現物取引で必要な手数料が無料に設定されている所もあります。例えば、zaifであれば取引手数料が無料に設定されていますが、bitFlyerであれば売買金額の0.5%+0.0004BTCが徴収されます。
販売所を利用する場合のスプレッドは取引所よりも高めに設定されています。zaifであれば売買金額に対して1%~3%、bitFlyerであれば5~6%の手数料が徴収されます。ちなみにzaifのビットコイン出金手数料は0.1mBIT/回(2017年2月現在で約110円に相当)が徴収されますが、bitFlyerであれば無料です。
zaifは取引時のスプレッドが小さいのですが、出金時の手数料が高めに設定されています。これに対してbitFlyerは取引手数料が高いのですが、出金手数料が低めに設定されていることがわかります
売値と買値の差額(スプレッド)が低い場合には、出金手数料が高めに設定されている傾向があります。
取引所や販売所を利用する際に、取引の際に徴収される手数料(スプレッド)と、入出金時の手数料の両方を比較して選ぶ必要があります。

取引所のスプレッドと手数料